今聴きたいフィンランド音楽:ヘヴィサウルス
北欧メタル
皆さん、北欧メタルを聴いたことありますか? 北欧発祥のヘヴィメタルのことなんですが「メタルはちょっと苦手なんで…」とおっしゃる方、最後まで読んでみてください。世界が広がりますよ! 北欧メタルと一言で言っても、それが非常に奥が深くってスタイルも様々なんです。そういう私もフィンランドに行く前はちょっと苦手だったんですが、北欧メタルを知ってからメタルに対する考え方が180°変わりました。メロディアス系、ヴァイキング系、ゴシック系、シンフォニック系、等ほかにも様々。オペラ歌手がヴォーカルを務めるバンドもあります。
メタルの聖地、フィンランド
国民一人当たりのメタルバンド数が世界で一番多いとされるフィンランド。 街を歩いていると髪を黒く染めたメタラーらしき人々をよく見かけます。学校の教育プログラムにメタルを使うなど、音楽の1ジャンルとして普通に浸透しています。他の北欧諸国にも共通することなんですが、国がアーティスト(ミュージシャン)の活動に援助や保証をしてくれるので、若者が音楽に専念できる環境があるからこそメタル文化が発展したと言われています。 メタルの英才教育も早く、3歳以上を対象とした「ヘヴィサウルス」というバンドが子供達に大人気です。
ヘヴィサウルス (Hevisaurus)
ヘヴィサウルスを知るきっかけは10年程前、ヘルシンキにいる時にたまたま見た朝の子供向けTV番組でした。 興味を持って、直ぐストックマン(フィンランドの百貨店)のCD売り場に見に行くと、「子供向け」の棚にムーミン、童謡、等のCDと並んで置いているのを発見し、購入しました。
メンバーは恐竜の姿をしていて、ライブでも恐竜の姿で実際に演奏します。そういうこともあり「被り物系メタル」と位置付けられることもあります。子供に語り掛けるようなフィンランド語のヴォーカルが心地良くてクセになります。なかには「牛乳が欲しいー!」なんて歌詞の曲もあります。 歌詞は子供向けかもしれませんんが、サウンドは大人も子供も楽しめるものです。
2009年に活動を開始し、2019年にリリースされたアルバムでシングル曲が100曲目を迎えました。 記念につくられた「100」という曲のPVが、有名ミュージシャンも参加した豪華な作品なんです! 10分弱の長い曲ですが最初はポップ、途中ゴージャス、最後はしっとりで全く飽きさせません。
興味持たれたら、ぜひ他の曲も聴いてみてくださいね。
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